ご訪問感謝致します。ここは個人による非公式のヲタブログです。女性向注意。 取り扱う作品の原作者様、及び関係諸団体様とは一切関わりありません。 日記とスザク受け/ギアス妄想を書き綴る予定。 何かございましたら拍手・メールフォームその他からお願い致します。
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シャルル・ジ・ブリタニア。
――――彼の目もとても赤く光っていた。
深紅に埋めつくされた幻想世界
ルルーシュの拘束着を着せる前、その身を重ねるのは久しぶりだった。
「……んッ……ぁっ……!」
何で身を重ねたのか自分でも分からない、断ち切る区切りにしたかったのかもしれない。
何にせよ、アヴァロンの一室でルルーシュを長く壁に繋がれた鎖で拘束はしているものの、自由にお互いを貪ったのは事実だ。
「ふッ……ずいぶんと慣れておる。」
皇帝が笑う。
ルルーシュは嫉妬深い。独占欲が強い。執着心が強い。
慣れているも何も、躰中に散った痕でそれは明らかだった筈だ。
見えていない筈もない、つい数時間前に輸送時間中、今自分を抱いている男の息子に抱かれて病のように痕をつけられていたし。
自分を抱いている男もその痕を辿って、あらたに男の痕へと変えていっているのだから。
「…ッなッ…れている…男はお嫌い…ですッ…ぁン…ッか…?…フッ…ッ」
視線を感じる。
痛い程の視線を。
先ほどまで拘束着を着せ、さらに上からギアスをかけられないように押さえ込んでいた男から。
彼に向けて足を大きく開き、玉座からこちらを睨みつける男を冷めた目で睥睨する。
「……ぁ、あ、あ…―ッ!」
気を反らしたのが分かるのだろう、一段と奥深くへと楔を打ち込まれてスザクは背を撓らせ、皇帝の胸に背を反らして凭れる。
結合部がよりルルーシュの目にさらされる。
数時間前につけられた痕はもう殆ど、皇帝のモノへと変えられていた。
深紅の瞳が突き刺さった。皇帝のものか、ルルーシュのものか。スザクには判別がつかない。
中からも外からも、昔自分を抱いていた憎くそして多分愛しい男から、その男が最も憎む最高権力者に塗り替えられる。
付け替えられる痕が血が浮き立つように深紅で罪の証を突きつけられているようで汚らわしく感じた。
それで命を落す事があるなら、なんて自分にぴったりの最後なのだろうか。
自堕落な幻想に浸りながら奥を突かれる。睨みつける最悪の友人から目を離して上を見れば、こちらも深紅に染まる両対の瞳が出迎える。
ああ…一体自分は何をしているんだろうか。
「罪を贖っているのだろう。望みの代価を払っておる。」
口に出してもいない質問に答えられて瞠目する。
何で、どうして…マオのように心を読むギアスが皇帝のギアスでもあったのだろうか。
「第17皇位継承者、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア…哀れな奴よ。」
違った…のだろう。深紅の両対の瞳がルルーシュへと向けられる。
例え皇帝と目があったとしても、ルルーシュのギアスはかからない。行為に及ぶ前に猿轡を嵌めているから。
それでも、飲み込まれるほどに布地が頬に食い込んで、綺麗な顔が見た事のない程に歪んでいる。
(――あぁ、綺麗だな。)
ルルーシュ、君は綺麗だよ、純粋で気高く穢れがない。
どんなに手を汚しても、傲慢で卑怯な力を使ったとしても。
「枢木スザク、お前も哀れな奴よ……何一つ気付いておらぬとは」
奥を何度も突かれ、受け入れるには太すぎると感じるものに思考は定まらず。
ただ、深紅の眼だけを見つめて、感じるままに、深紅に埋めつくされた幻想世界に浸って。
皇帝が何を言おうとしているか分かりそうだと思うたびに皇帝の目を見て深紅の幻想世界へと逃避した。
ナイトメアオブラウンズになる。ワンになってエリア11を自分の手に治める。
平和をもぎ取る。勝ち取る。ブリタニア流にならって。テロなんかではなく。
死ぬのはいけない。(早く死にたい。)
死んだら全てが終わりだ。(死ねば全て終るのに。)
だからテロはいけない。(テロがなければ、テロさえなければ。)
玉座の下をはしたなく欲望と穢れのみで汚し、開放された頃には腰が笑った。
それでも何食わぬ顔でルルーシュの横に戻り、皇帝へと傅く。
もう自分はゼロなんかに善がっていた自分ではない。権力の為にただただ身体を売る名誉ブリタニア人。
ルルーシュに会う前の自分だ。ずっとそうしてきた。昔にもどっただけだ。
「瞳を、塞げ。」
「イエス ユア マジェスティ」
猿轡を外したのは、最後に声を聞きたかったのかも知れない。有り得ない事だけれども。
ギアスの目を塞いで髪を掴み上げ皇帝の目を見せ付けて。
それでも、あそこまで穢れた自分を見たにも関わらず、記憶を書き換えられる事を拒否はしても。
スザクを拒否する怨嗟の声を漏らさないルルーシュに、枢木スザクは心の中だけで唇を噛み締めた。
彼の世界と自分の世界が深紅に埋めつくされていく。
彼は幻想世界を生きて、自分は現実世界を生きる。
彼の記憶が戻らなければいい…身勝手な願いを思う自分に嫌悪した。
シャルル・ジ・ブリタニア。
――――彼の目もとても赤く光っていた。
深紅に埋めつくされた幻想世界
ルルーシュの拘束着を着せる前、その身を重ねるのは久しぶりだった。
「……んッ……ぁっ……!」
何で身を重ねたのか自分でも分からない、断ち切る区切りにしたかったのかもしれない。
何にせよ、アヴァロンの一室でルルーシュを長く壁に繋がれた鎖で拘束はしているものの、自由にお互いを貪ったのは事実だ。
「ふッ……ずいぶんと慣れておる。」
皇帝が笑う。
ルルーシュは嫉妬深い。独占欲が強い。執着心が強い。
慣れているも何も、躰中に散った痕でそれは明らかだった筈だ。
見えていない筈もない、つい数時間前に輸送時間中、今自分を抱いている男の息子に抱かれて病のように痕をつけられていたし。
自分を抱いている男もその痕を辿って、あらたに男の痕へと変えていっているのだから。
「…ッなッ…れている…男はお嫌い…ですッ…ぁン…ッか…?…フッ…ッ」
視線を感じる。
痛い程の視線を。
先ほどまで拘束着を着せ、さらに上からギアスをかけられないように押さえ込んでいた男から。
彼に向けて足を大きく開き、玉座からこちらを睨みつける男を冷めた目で睥睨する。
「……ぁ、あ、あ…―ッ!」
気を反らしたのが分かるのだろう、一段と奥深くへと楔を打ち込まれてスザクは背を撓らせ、皇帝の胸に背を反らして凭れる。
結合部がよりルルーシュの目にさらされる。
数時間前につけられた痕はもう殆ど、皇帝のモノへと変えられていた。
深紅の瞳が突き刺さった。皇帝のものか、ルルーシュのものか。スザクには判別がつかない。
中からも外からも、昔自分を抱いていた憎くそして多分愛しい男から、その男が最も憎む最高権力者に塗り替えられる。
付け替えられる痕が血が浮き立つように深紅で罪の証を突きつけられているようで汚らわしく感じた。
それで命を落す事があるなら、なんて自分にぴったりの最後なのだろうか。
自堕落な幻想に浸りながら奥を突かれる。睨みつける最悪の友人から目を離して上を見れば、こちらも深紅に染まる両対の瞳が出迎える。
ああ…一体自分は何をしているんだろうか。
「罪を贖っているのだろう。望みの代価を払っておる。」
口に出してもいない質問に答えられて瞠目する。
何で、どうして…マオのように心を読むギアスが皇帝のギアスでもあったのだろうか。
「第17皇位継承者、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア…哀れな奴よ。」
違った…のだろう。深紅の両対の瞳がルルーシュへと向けられる。
例え皇帝と目があったとしても、ルルーシュのギアスはかからない。行為に及ぶ前に猿轡を嵌めているから。
それでも、飲み込まれるほどに布地が頬に食い込んで、綺麗な顔が見た事のない程に歪んでいる。
(――あぁ、綺麗だな。)
ルルーシュ、君は綺麗だよ、純粋で気高く穢れがない。
どんなに手を汚しても、傲慢で卑怯な力を使ったとしても。
「枢木スザク、お前も哀れな奴よ……何一つ気付いておらぬとは」
奥を何度も突かれ、受け入れるには太すぎると感じるものに思考は定まらず。
ただ、深紅の眼だけを見つめて、感じるままに、深紅に埋めつくされた幻想世界に浸って。
皇帝が何を言おうとしているか分かりそうだと思うたびに皇帝の目を見て深紅の幻想世界へと逃避した。
ナイトメアオブラウンズになる。ワンになってエリア11を自分の手に治める。
平和をもぎ取る。勝ち取る。ブリタニア流にならって。テロなんかではなく。
死ぬのはいけない。(早く死にたい。)
死んだら全てが終わりだ。(死ねば全て終るのに。)
だからテロはいけない。(テロがなければ、テロさえなければ。)
玉座の下をはしたなく欲望と穢れのみで汚し、開放された頃には腰が笑った。
それでも何食わぬ顔でルルーシュの横に戻り、皇帝へと傅く。
もう自分はゼロなんかに善がっていた自分ではない。権力の為にただただ身体を売る名誉ブリタニア人。
ルルーシュに会う前の自分だ。ずっとそうしてきた。昔にもどっただけだ。
「瞳を、塞げ。」
「イエス ユア マジェスティ」
猿轡を外したのは、最後に声を聞きたかったのかも知れない。有り得ない事だけれども。
ギアスの目を塞いで髪を掴み上げ皇帝の目を見せ付けて。
それでも、あそこまで穢れた自分を見たにも関わらず、記憶を書き換えられる事を拒否はしても。
スザクを拒否する怨嗟の声を漏らさないルルーシュに、枢木スザクは心の中だけで唇を噛み締めた。
彼の世界と自分の世界が深紅に埋めつくされていく。
彼は幻想世界を生きて、自分は現実世界を生きる。
彼の記憶が戻らなければいい…身勝手な願いを思う自分に嫌悪した。
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