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名作絵本の原作レイプ/百万回生きたねこのパロディ/ルルスザ
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100万年も死なない猫がいました。魔女と契約したからです。
100万回も死んで、100万回も生きたのです。
立派な黒猫でした。猫は契約してから名前をゼロと名乗っていました。
100万人の人がゼロを愛して、100万人の人がゼロが消えた時泣きました。
ゼロになってから、ゼロは、一回も泣きませんでした。
初めゼロは大国の皇帝の猫でした。
ゼロは皇帝なんか嫌いでした。妹と母親を蔑ろにしたからです。
皇帝は戦争が上手で、いつも戦争をしていました。そして、ゼロを立派な服に包んで、戦争に連れて行きました。
ある日ゼロは、飛んできた矢に当って死んでしまいました。
皇帝は、戦いのまっさいちゅうにゼロを抱いて泣きました。
皇帝は、戦争を止めて、おしろに帰っていきました。気が付くとゼロは消えていました。
あるとき、ゼロは、日本の人質でした。ゼロは日本なんか嫌いでした。日本は野蛮だと思っていたからです。
でも、預けられた家の白い子猫と知り合いました。
白い子猫は裏山や家のある町のすみずみまでゼロを連れていきました。
日本も悪くないとゼロは思いました。白い子猫はゼロにとって初めてできた友達でした。
ある日、ゼロと白い子猫は、はなればなれになりました。日本が皇帝の国と戦争になったのです。
白い子猫は泣きました。ゼロは空を見上げてきりりと目を吊り上げました。
いつかまた会おうという約束だけして猫達はばらばらになって消えました。
あるとき、ゼロは、日本に住む、皇帝の国の没落した貴族の、猫でした。
ゼロは貴族なんか嫌いでした。
貴族もゼロを扱いかねていました。でもゼロには利用価値があったのです。
貴族はゼロを毎日いろいろな日本の所に交渉させて、没落した家は少しずつ力を取り戻しました。
ある日貴族は襲われてゼロをまっぷたつにされてしまいました。
貴族はまっぷたつになってしまったゼロを両手にぶらさげて大きな声で泣きました。
貴族は家の庭にゼロを埋めようとしました、でも気づくとゼロは消えてしまっていたのです。
あるとき、ゼロは貴族が作った学園の猫でした。ゼロは学生なんか嫌いでした。
学生はゼロを立派な部屋に住まわせゼロのためにいろいろとお祭りを開きます。
学生はゼロが可愛くて可愛くて仕方がなかったのです。ねこじゃらしやねこのおもちゃを沢山くれました。
でもゼロは ねこじゃらし も おもちゃ もいりません。ゼロは皇帝の国が大嫌いだったのです。皇帝の国をやっつけられる道具が欲しいのです。
ある日ゼロは窓から足を踏み外して落ちてしまいました。
学生はゼロを抱いて、学園の中を大きな声で泣きながら歩きました。
そして学園の緑のたくさんある庭にゼロを埋めようとしました。気が付くとゼロは消えていました。
あるときゼロはレジスタンスの猫でした。ゼロはレジスタンスなんて嫌いでした。
でもゼロは笑いました。やっと皇帝の国をやっつけられる道具が手に入ったからです。
レジスタンスは毎日、ゼロに付いて皇帝の国になった日本に逆らいました。
ゼロは一日中レジスタンスをひきつれました。
やっぱりゼロも皇帝の元猫でした。ゼロについていくとレジスタンスはちゃんと逆らう事ができたのです。
やがてゼロは爆発にまきこまれてばらばらになりました。
レジスタンスはばらばらになったゼロを抱いて一日じゅう泣きました。
レジスタンスは隠れ家の近くにゼロを埋めようとしました。でも、猫は消えていました。
あるとき、ゼロは皇帝を裏切ろうとする家来の猫でした。ゼロは偉くなるために裏切ろうとする家来なんて嫌いでした。
でも、ゼロは笑いました。ゼロが皇帝の猫だった時よりも大国は弱くなってきていたのです。
今の飼い主で皇帝をやっつけられるとゼロはわかったのです。
家来はゼロの爪を研いであげたり、歯を磨いてあげたりしました。ブラシをかけて黒い毛並みをさらにつやつやにしてくれました。
ある日、ゼロは家来に言われて皇帝のそばまでいきました。
皇帝はゼロを見て喜び、ゼロは皇帝ののどを爪でさして首を噛みきりました。
皇帝が倒れたのを見てゼロはとても喜びました。でも、まわりにいた兵にゼロは首を切り裂かれてしまったのです。
ぐらぐらの頭になってしまったゼロを見つけて家来は一日じゅう泣きました。
ゼロを抱いて城の中を歩き回り、家来も兵に捕まってしまったのです。
でもゼロはその時には消えていました。
あるとき、ゼロは誰の猫でもありませんでした。
自由だったのです。
ゼロははじめて、自分の猫になりました。ゼロは自分が大好きでした。
なにしろ、立派な黒猫だったので、立派なのら猫になりました。
でも、皇帝がいなくなったのに、ゼロはまだ白い子猫には会えません。
ゼロはきょろきょろあたりを見渡して、うつむきました。
いつしかゼロは約束をまもってくれない白い子猫の事は忘れてしまいました。
それに、どんなめす猫も、ゼロのお嫁さんになりたがったのです。
大きな魚をプレゼントする猫もいました。
上等のねずみをさし出す猫もいました。
めずらしいマタタビをおみやげにする猫もいました。
立派な黒い毛なみをなめてくれる猫もいました。
ゼロはいいました。
「俺は100万回も死んだがまだ生きている。100万回死んでも生きている奴がいるなら考えてやらないでもない。」
ゼロは誰よりも自分が好きだったのです。
ある日ゼロはたった1ぴき、ゼロに見向きもしない白い猫に会いました。
ゼロは白い猫のそばに言って、
「俺は100万回も死んだが、まだ生きている。」
といいました。
白い猫は、黙って哀れんだ目をゼロにむけました。
ゼロは腹をたてました。何しろ自分が大好きでしたからね。
次の日も、次の日も ゼロは白い猫のところへ行って言いました。
「俺は皇帝の国をやっつけたんだ。」
白い猫は悲しそうな顔をして何も言わずに顔をそむけました。
ある日、ゼロは白い猫の前で花火を打ち上げました。
「俺はテロリストの猫だった事もあるんだ。爆弾を作った事もあるんだが…。」
白い猫は、怒った顔をして睨んだ後、何も言わずに顔もみたくないのかゼロに背を向けました。
「俺は皇帝の猫だったことも……。」
ぴくんと白い猫の尻尾がゆれました。
ゼロは言いかけて、大切な白い子猫を思い出しました。
「スザク?」
白い猫はまだゼロを見てくれません。でも、肯定するように尻尾がゆらりとゆれました。
「…ずっと会いたかった。」
ゼロはいいました。ひくんと白い猫の耳が動きます。
「そばに いても いいか?」
ゼロは白い子猫だった白い猫に尋ねました。
白い猫は、
「…ルルーシュ、ごめん。」
と謝ります。ゼロはがっかりしました。白い猫に背をそむけしょんぼりと去ろうとします。
でも、足が動きません。
するとふわりとした尻尾に包まれました。
「これからは、僕が君を守るから。」
セロの手をなめて、きれいにしながら、白い猫はいいました。
「なら、俺はお前を守る。」
ルルーシュは白い猫のそばに、いつまでも いました。
白い猫は、いつもルルーシュのそばにいました。
ルルーシュも白い猫のそばからはなれませんでした。
二ひきで毛づくろいをしたり、ごはんを食べたり、日向ぼっこをしたりしました。
ルルーシュはもう
「俺は100万回も……」
とは、けっして言いませんでした。
だって白い猫はずっとルルーシュのそばにいるのです。
ある日ルルーシュと白い猫は茶色い小さなめす猫を育てる事にしました。
怪我をして目が見えなくて足も動かないけれど、ふわふわしたかわいい子猫です。
白い猫とルルーシュは茶色い小さな子猫をとても可愛がりました。
白い猫は、いつもルルーシュと茶色い子猫のそばにいました。
ルルーシュも白い猫と茶色い子猫のそばからはなれませんでした。
茶色い子猫も白い猫とルルーシュのそばにずっといました。
三びきは毎日まいにち毛づくろいをしたり、ごはんを食べたり、日向ぼっこをしたりしていました。
やがて、小さい茶色の子猫は怪我が治って大きくなり、どこかへ行きました。
「やっぱりおいかけよう。ナナリーをどこの馬の骨とも知れない奴にやるなんて。」
ルルーシュは心配しました。
「大丈夫だよ、ナナリーももう大人なんだから。帰ってきたら、また迎えればいい。」
さびしそうな白い猫はしょんぼりしているルルーシュのアゴをなめてなぐさめました。
「でもナナリーは…」
「大丈夫。ナナリーは君と違ってしっかりしてるから。心配なら会いに行けばいいじゃないか。」
白い猫はグルグルとやさしくのどをならして笑って言いました。
白い猫は、すこし 年を とってしまいました。
ルルーシュはむずかしい顔をした後、いっそう、やさしくグルグルとのどをならして白い猫の頬をなめました。
ルルーシュは白い猫と一緒に、いつまでも生きていたいと思いました。
ある日、白い猫は、ルルーシュのとなりで静かに動かなくなっていました。
ルルーシュは初めて泣きました。
夜になって、朝になって、また夜になって、朝になって、ルルーシュは100万回も泣きました。
朝になって、夜になって、ある日のお昼に、ルルーシュは泣き止みました。
ルルーシュは白い猫のとなりで、静かに、動かなくなりました。
ルルーシュも、ゼロも、もう、けっして生き返りませんでした。
――――――――――――――
百万回生きたねこが絵本の中では一番好きです。
どこでC.C.と契約したかはご想像におまかせ。
100万年も死なない猫がいました。魔女と契約したからです。
100万回も死んで、100万回も生きたのです。
立派な黒猫でした。猫は契約してから名前をゼロと名乗っていました。
100万人の人がゼロを愛して、100万人の人がゼロが消えた時泣きました。
ゼロになってから、ゼロは、一回も泣きませんでした。
初めゼロは大国の皇帝の猫でした。
ゼロは皇帝なんか嫌いでした。妹と母親を蔑ろにしたからです。
皇帝は戦争が上手で、いつも戦争をしていました。そして、ゼロを立派な服に包んで、戦争に連れて行きました。
ある日ゼロは、飛んできた矢に当って死んでしまいました。
皇帝は、戦いのまっさいちゅうにゼロを抱いて泣きました。
皇帝は、戦争を止めて、おしろに帰っていきました。気が付くとゼロは消えていました。
あるとき、ゼロは、日本の人質でした。ゼロは日本なんか嫌いでした。日本は野蛮だと思っていたからです。
でも、預けられた家の白い子猫と知り合いました。
白い子猫は裏山や家のある町のすみずみまでゼロを連れていきました。
日本も悪くないとゼロは思いました。白い子猫はゼロにとって初めてできた友達でした。
ある日、ゼロと白い子猫は、はなればなれになりました。日本が皇帝の国と戦争になったのです。
白い子猫は泣きました。ゼロは空を見上げてきりりと目を吊り上げました。
いつかまた会おうという約束だけして猫達はばらばらになって消えました。
あるとき、ゼロは、日本に住む、皇帝の国の没落した貴族の、猫でした。
ゼロは貴族なんか嫌いでした。
貴族もゼロを扱いかねていました。でもゼロには利用価値があったのです。
貴族はゼロを毎日いろいろな日本の所に交渉させて、没落した家は少しずつ力を取り戻しました。
ある日貴族は襲われてゼロをまっぷたつにされてしまいました。
貴族はまっぷたつになってしまったゼロを両手にぶらさげて大きな声で泣きました。
貴族は家の庭にゼロを埋めようとしました、でも気づくとゼロは消えてしまっていたのです。
あるとき、ゼロは貴族が作った学園の猫でした。ゼロは学生なんか嫌いでした。
学生はゼロを立派な部屋に住まわせゼロのためにいろいろとお祭りを開きます。
学生はゼロが可愛くて可愛くて仕方がなかったのです。ねこじゃらしやねこのおもちゃを沢山くれました。
でもゼロは ねこじゃらし も おもちゃ もいりません。ゼロは皇帝の国が大嫌いだったのです。皇帝の国をやっつけられる道具が欲しいのです。
ある日ゼロは窓から足を踏み外して落ちてしまいました。
学生はゼロを抱いて、学園の中を大きな声で泣きながら歩きました。
そして学園の緑のたくさんある庭にゼロを埋めようとしました。気が付くとゼロは消えていました。
あるときゼロはレジスタンスの猫でした。ゼロはレジスタンスなんて嫌いでした。
でもゼロは笑いました。やっと皇帝の国をやっつけられる道具が手に入ったからです。
レジスタンスは毎日、ゼロに付いて皇帝の国になった日本に逆らいました。
ゼロは一日中レジスタンスをひきつれました。
やっぱりゼロも皇帝の元猫でした。ゼロについていくとレジスタンスはちゃんと逆らう事ができたのです。
やがてゼロは爆発にまきこまれてばらばらになりました。
レジスタンスはばらばらになったゼロを抱いて一日じゅう泣きました。
レジスタンスは隠れ家の近くにゼロを埋めようとしました。でも、猫は消えていました。
あるとき、ゼロは皇帝を裏切ろうとする家来の猫でした。ゼロは偉くなるために裏切ろうとする家来なんて嫌いでした。
でも、ゼロは笑いました。ゼロが皇帝の猫だった時よりも大国は弱くなってきていたのです。
今の飼い主で皇帝をやっつけられるとゼロはわかったのです。
家来はゼロの爪を研いであげたり、歯を磨いてあげたりしました。ブラシをかけて黒い毛並みをさらにつやつやにしてくれました。
ある日、ゼロは家来に言われて皇帝のそばまでいきました。
皇帝はゼロを見て喜び、ゼロは皇帝ののどを爪でさして首を噛みきりました。
皇帝が倒れたのを見てゼロはとても喜びました。でも、まわりにいた兵にゼロは首を切り裂かれてしまったのです。
ぐらぐらの頭になってしまったゼロを見つけて家来は一日じゅう泣きました。
ゼロを抱いて城の中を歩き回り、家来も兵に捕まってしまったのです。
でもゼロはその時には消えていました。
あるとき、ゼロは誰の猫でもありませんでした。
自由だったのです。
ゼロははじめて、自分の猫になりました。ゼロは自分が大好きでした。
なにしろ、立派な黒猫だったので、立派なのら猫になりました。
でも、皇帝がいなくなったのに、ゼロはまだ白い子猫には会えません。
ゼロはきょろきょろあたりを見渡して、うつむきました。
いつしかゼロは約束をまもってくれない白い子猫の事は忘れてしまいました。
それに、どんなめす猫も、ゼロのお嫁さんになりたがったのです。
大きな魚をプレゼントする猫もいました。
上等のねずみをさし出す猫もいました。
めずらしいマタタビをおみやげにする猫もいました。
立派な黒い毛なみをなめてくれる猫もいました。
ゼロはいいました。
「俺は100万回も死んだがまだ生きている。100万回死んでも生きている奴がいるなら考えてやらないでもない。」
ゼロは誰よりも自分が好きだったのです。
ある日ゼロはたった1ぴき、ゼロに見向きもしない白い猫に会いました。
ゼロは白い猫のそばに言って、
「俺は100万回も死んだが、まだ生きている。」
といいました。
白い猫は、黙って哀れんだ目をゼロにむけました。
ゼロは腹をたてました。何しろ自分が大好きでしたからね。
次の日も、次の日も ゼロは白い猫のところへ行って言いました。
「俺は皇帝の国をやっつけたんだ。」
白い猫は悲しそうな顔をして何も言わずに顔をそむけました。
ある日、ゼロは白い猫の前で花火を打ち上げました。
「俺はテロリストの猫だった事もあるんだ。爆弾を作った事もあるんだが…。」
白い猫は、怒った顔をして睨んだ後、何も言わずに顔もみたくないのかゼロに背を向けました。
「俺は皇帝の猫だったことも……。」
ぴくんと白い猫の尻尾がゆれました。
ゼロは言いかけて、大切な白い子猫を思い出しました。
「スザク?」
白い猫はまだゼロを見てくれません。でも、肯定するように尻尾がゆらりとゆれました。
「…ずっと会いたかった。」
ゼロはいいました。ひくんと白い猫の耳が動きます。
「そばに いても いいか?」
ゼロは白い子猫だった白い猫に尋ねました。
白い猫は、
「…ルルーシュ、ごめん。」
と謝ります。ゼロはがっかりしました。白い猫に背をそむけしょんぼりと去ろうとします。
でも、足が動きません。
するとふわりとした尻尾に包まれました。
「これからは、僕が君を守るから。」
セロの手をなめて、きれいにしながら、白い猫はいいました。
「なら、俺はお前を守る。」
ルルーシュは白い猫のそばに、いつまでも いました。
白い猫は、いつもルルーシュのそばにいました。
ルルーシュも白い猫のそばからはなれませんでした。
二ひきで毛づくろいをしたり、ごはんを食べたり、日向ぼっこをしたりしました。
ルルーシュはもう
「俺は100万回も……」
とは、けっして言いませんでした。
だって白い猫はずっとルルーシュのそばにいるのです。
ある日ルルーシュと白い猫は茶色い小さなめす猫を育てる事にしました。
怪我をして目が見えなくて足も動かないけれど、ふわふわしたかわいい子猫です。
白い猫とルルーシュは茶色い小さな子猫をとても可愛がりました。
白い猫は、いつもルルーシュと茶色い子猫のそばにいました。
ルルーシュも白い猫と茶色い子猫のそばからはなれませんでした。
茶色い子猫も白い猫とルルーシュのそばにずっといました。
三びきは毎日まいにち毛づくろいをしたり、ごはんを食べたり、日向ぼっこをしたりしていました。
やがて、小さい茶色の子猫は怪我が治って大きくなり、どこかへ行きました。
「やっぱりおいかけよう。ナナリーをどこの馬の骨とも知れない奴にやるなんて。」
ルルーシュは心配しました。
「大丈夫だよ、ナナリーももう大人なんだから。帰ってきたら、また迎えればいい。」
さびしそうな白い猫はしょんぼりしているルルーシュのアゴをなめてなぐさめました。
「でもナナリーは…」
「大丈夫。ナナリーは君と違ってしっかりしてるから。心配なら会いに行けばいいじゃないか。」
白い猫はグルグルとやさしくのどをならして笑って言いました。
白い猫は、すこし 年を とってしまいました。
ルルーシュはむずかしい顔をした後、いっそう、やさしくグルグルとのどをならして白い猫の頬をなめました。
ルルーシュは白い猫と一緒に、いつまでも生きていたいと思いました。
ある日、白い猫は、ルルーシュのとなりで静かに動かなくなっていました。
ルルーシュは初めて泣きました。
夜になって、朝になって、また夜になって、朝になって、ルルーシュは100万回も泣きました。
朝になって、夜になって、ある日のお昼に、ルルーシュは泣き止みました。
ルルーシュは白い猫のとなりで、静かに、動かなくなりました。
ルルーシュも、ゼロも、もう、けっして生き返りませんでした。
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百万回生きたねこが絵本の中では一番好きです。
どこでC.C.と契約したかはご想像におまかせ。
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